黒字倒産について
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スタッフT.Y
黒字倒産という言葉をよく耳にしますが、実際にどのような状態であるかをしっかりと理解している方は少ないのかなと思います。
黒字倒産がどのようなロジックで起きてしまうのかを理解することで、試算表の見方が変わると思いますので、今回は黒字倒産について説明します。
一般的に倒産といいますと貸借対照表において資産<負債であり債務の支払いができなくなってしまうことだと思います。
しかしながら黒字倒産時における貸借対照表は資産>負債となっております。
つまり、純資産が黒字なのに債務の支払いができなくなってしまうことを黒字倒産といいます。
例えば、資産1000円、負債500円、だとすると純資産は500円で黒字です。
この資産の内訳が現金1000円だとすると負債500円を支払うことができるので問題ありません。
ですが、内訳が商品1000円、負債500円だとすると支払うことはできませんよね。
仮にこのまま商品が売れない状態が続くと、債務が返せずに倒産してしまいます。
これを防ぐために気を付けていただきたいことは、まず、試算表などで、毎月現金預金の残高を確認して、次に、借入金の返済などで経費と合わせていくら現金が減ってしまうのかを確認してください。
商品売買を行っているところは仕入を過剰に行わないようしましょう。
資金の不足等を防げたりするので、意識してみてください
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