ミネルバ税理士法人 上田公認会計士事務所

資本性ローン

ミネルバ起業家支援インタビューシリーズ

株式会社Engineerforce 飯田社長インタビュー
~起業家の財務戦略「資本性ローン」の活用について~

株式会社Engineerforce 飯田社長
貴社のビジネスモデルを教えてください。

自社製品「Engineerforce」の開発・販売とシステム開発コンサルティングを顧客に提供しています。
「Engineerforce」はSier向けの見積もり工数作成の手間を軽減するツールです。システムエンジニアの勘と経験に頼っていた「見積もり」の工数を一元管理することにより、予算実算管理や収益性の管理が可能となります。過去の開発のノウハウを共有できることで経験が浅いエンジニアでも精度の高い見積もりが作成可能となります。また、オンライン上で見積書の作成から受発注、請求書発行、納品検収処理まで完結することから作業の負担を減らすことができます。
また、自社商品の開発のノウハウを通して、システム開発のコンサルティングを顧客に提供しています。

「Engineerforce」開発のきっかけを教えてください。

システム開発者として、日本企業とフィンランドの起業で働いてきました。システム開発会社にとって重要な見積もりを日本ではExcelで作成していて、何か良いツールはないものか疑問を持っていました。そして転職先のフィンランドの企業にはあるのではと期待していましたが、こちらも日本と同じExcelで管理していて、やはり何もツールが無いと分かり、無いのであれば作ってしまおうと考えたことがきっかけです。

現在の社内の開発体制を教えてください。

現在社内の開発者は17名で約8割が開発、2割がデザイナーの技術者集団です。

5年後の会社のビジョンを教えてください。

「Engineerforce」が大手Sierの共通インフラとなり、更にSierにシステム開発を発注している企業の工数管理、発注時価格の適正化などに利用されている状況となっている。業績は売上50億円、従業員300名となり、上場の準備をしている状況を描いています。UIUXデザイン、コンサルもセットして付加価値を高めていきたいと考えています。

実現のためには資金も必要ですが。

毎年事業計画を作成して、エクイティファイナンスをかけています。開発型ベンチャーなので資本投下が先になってしまいますが、システムの拡張の手を緩められないため、常に一歩先のエクイティを考えています。成長のための資金は必要で今後10億ほど調達を見込んでいます。

資本性ローンはその一環なのか。

その通りです。既に投資家が入っていますが、開発の手を緩めないために2千万年の調達を行いました。日本政策金融公庫の「資本性ローン」の条件の中に「ベンチャーキャピタルから投資されていること」があり、すべての条件をクリアしたためチャレンジすることにしました。

資本性ローンの融資実行までどれくらいかかりましたか。

最初の相談から実行まで3か月程度でした。

審査過程で苦労した点はどのような点でしたでしょうか。

7年間の事業計画を作り提出しました。苦労した点は投資家や顧客へのインタビューでした。投資家のインタビューは会社の成長のためになるので快く引き受けてもらえましたが、問題は顧客へのインタビューでした。上場企業の社長さんのインタビューをお願いすることになったのは苦労しました。

最後に今後の抱負を教えてください。

Sierに対するDX提案を行う企業になりたいと考えています。日本にはシステム開発のプロ集団に対するDXを提案する企業が無いのが現状です。IT産業にインパクトを与えたいと考えています。

お時間いただきありがとうございました。

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