一括償却資産について
いつもお世話になっております。
品川区五反田最大手のミネルバ税理士法人でございます。
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本日は一括償却資産についてご案内致します。
一括償却資産は取得価額が10万円以上20万円未満が対象となり、3年間で取得価額の合計額の3分の1ずつを経費計上するものになります。
似たような制度に少額減価償却資産というものがございます。
違いとしては少額減価償却資産は取得した事業年度に全て経費計上できます。
逆に一括償却資産のメリットとしては以下がございます。
・少額減価償却資産のように年合計300万円までというような上限がない
・青色申告でない場合も使える
・償却資産の対象から外れ、除去の管理も不要となる
どちらを選択と必ず有利になるというものではございませんので、その都度担当者にご相談下さい。
電子帳簿保存の電磁的記録媒体
電磁的記録媒体って何?
電子帳簿保存法では、国税関係帳簿書類の保存義務者は、自己が最初の記録段階から一貫して電子計算機を使用して国税関係帳簿を作成する場合に、一定要件下で、その電磁的記録の保存をもってその書類の保存に代えることができることとされていま す。では、「電磁的記録」は、どんなものに保存するべきでしょうか。国税庁のWebサイトに具体的なものとして挙げられているのは、ハードディスク・CD・DVD・磁気テープ、もしくはCOM(電子計算機出力マイクロフィルム)等とされています。
ただ、法令解釈を見てみると、「法律上媒体を具体的に限定するような規定は存在せず、保存義務者の任意の選択で良い」とされています。
ところで磁気テープって何?
若い人の中には「磁気テープって何だ?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。昔は音楽を聴くのに使う「カセットテープ」やテレビ番組などを録画しておく「ビデオテープ」といったものがメジャーでした。磁気を帯びたテープが円形に巻き付けてある記録媒体で、動画等の早戻しを「巻き戻し」と言う方がいるのは、このテープの巻きに由来しているものです。
最近は一般の方には縁遠いものになりつつある磁気テープですが、データ保存の規格であるLTOテープというものが活躍しています。容量あたりの価格が安く、データ保存時の電力消費量も低いため、大容量データのバックアップ等に活用されているようで、グーグルやマイクロソフトといった大企業も利用しています。
保存は良いけど提出はNG
そんな磁気テープですが、令和4年度税制改正において、給与支払報告書やe-Taxによる法人税等の確定申告の添付書類記載事項の提出方法から、磁気テープの提出が除外されています。
磁気テープは保存性や容量で比較すると他の媒体に比べ優位であるものの、そのデータを読み込むドライブの価格が、とても高いのです。規格が異なると読み込みもできなくなるため、常に最新のドライブを購入し、古いものも使えるように維持する費用を考えると、除外もやむなしといったところでしょうか。
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