ミネルバ税理士法人 上田公認会計士事務所

発行:2024-04-16
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中小企業の人手不足対策:中小企業省力化投資補助金

中小企業の人手不足

近年、多くの中小企業の人手不足は深刻化しています。


           出典:中小企業庁・(独)中小企業基盤整備機構「中小企業景況調査」

 

中小企業省力化投資補助事業 中小企業省力化投資補助金

中小企業省力化投資補助事業は人手不足対策として簡易で即効性が期待できる制度です。

下記は2024年1月12日時点での概要になります。

目的

人手不足により売上拡大や生産性向上が困難な中小企業に対して省力化支援を行う。この事業の目的は中小企業等の付加価値額・従業員一人当たり付加価値額の増加や生産性向上を目指すことである。

 

事業概要

省力化に有用なIoTやロボット等の汎用製品が掲載されているカタログから、中小企業等が適切なものを選択し導入する。

IoT、ロボットやAI技術がある程度の作業を担うことで効果的に人的工数の削減や従業員の作業負担の軽減を図れる。

 

予算額・補助上限額・補助率

補正予算額:1,000億円

申請類型 補助上限額 補助率
省力化投資補助枠(カタログ型)

従業員数5名以下200万円(300万円)

従業員数6~20名500万円(750万円)

従業員数21名以上1000万円(1500万円)

※賃上げ要件を達成した場合、()内の値に補助上限額を引き上げ

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出典:経済産業省 令和5年度補正予算の事業概要

 

補助対象経費

この事業で補助対象となるものは製品本体価格と導入に要する費用(導入経費)の2つです。

製品本体価格:機械装置、工具・器具(測定工具・検査工具等)とそれらに付随する専用ソフトウェア・情報システム等の購入に必要な経費も対象となります。

導入経費:省力化製品の設置作業や運搬費、動作確認の費用、マスタ設定等が対象です。

 

補助金の申請フロー

中小企業省力化投資補助金申請のフロー

出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構 中小企業省力化投資補助金

 

カタログ

令和6年3月29日現在下記製品がカタログに記載されています。

機器カテゴリ 対象業種 対象業務プロセス
A 清掃ロボット 宿泊業、飲食サービス業 施設管理
B 配膳ロボット 飲食サービス業、宿泊業 配膳・下膳
C 自動倉庫 製造業、倉庫業、卸売業、小売業 保管・在庫管理、入出庫
D 検品・仕分システム 倉庫業、製造業、卸売業、小売業 資材調達、加工・精算、検査、保管・在庫管理, 入出庫
E 無人搬送車(AGV・AMR) 倉庫業、製造業、卸業、小売業 資材調達、加工・精算、検査、保管・在庫管理、入出庫
F スチームコンベクションオーブン 飲食サービス業、宿泊業、小売業 調理
G 券売機 飲食サービス業 注文受付
H 自動チェックイン機 宿泊業 受付案内、予算管理、請求・支払、顧客対応
I 自動精算機 飲食サービス業、小売業 請求・支払

出典:独立行政法人 中小企業基盤整備機構 製品カタログ

 

中小企業省力化投資補助事業の詳細はコチラから

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