ミネルバ税理士法人のコーチング研修
■研修の概要
2024年10月、ミネルバ税理士法人はPHP研究所の中野達也講師を招き、2日間にわたるコーチング研修を実施しました。中野先生は経営者のコーチングに豊富な経験を持つスペシャリストで、今回の研修には入社4年以上の職員22名が参加しました。参加者は、顧客の企業や個人事業主の会計業務の窓口として活躍している人材です。コーチングスキルを身に付け、顧客とのコミュニケーションに活かすために受講しました。
■研修の背景
経営者は孤独な面もあり、経営上の悩みを相談する相手が少ないため、日々会計処理を行い試算表や決算申告などで付き合っている当社の職員に話を聞いてもらいたいといったニーズが多々あります。会計処理だけでなく、目標設定や課題解決の方法を一緒に考える相手を求めているのです。こうしたニーズに応えるため、コーチング技術の習得が必要と考え、今回の研修が実施されました。
■研修の内容
研修では、傾聴や承認、質問などのコーチングスキルや、GROWモデルと呼ばれるコーチングの基本を学びました。また、課題解決型コーチングの実践セッションを1人6回行うなど、実践に近い内容となりました。経営者の目標と現状を整理し、その目標に近づくための選択肢を考え、行動の意思を示してもらうことが重要とされています。
【スキル座学内容】
①人材育成の基礎理論
②コーチングとは何か
③傾聴、承認、質問、アドバイス
④コーチングの型GROWモデル
⑤メタポジションプロセスモデル
⑥課題解決型コーチング
【コーチングセッション実践全6回】
課題解決型コーチング実践をコーチ役、クライアント役、オブザーバー役に分かれ、各自12分ずつセッションを行い、オブザーバーやクライアント役からフィードバックをもらい、スキルアップに取り組み、コーチ役として1人当たり72分に及ぶ実践を行いました。
■経営者への支援
経営者は実行力があるものの、日々の活動に追われる中で目標を忘れたり見失ったりすることがあります。そんな時に、頭の中を整理し、目標を再認識したり、目標達成が難しい場合には別の選択肢を探したり、手前のゴールに焦点を当てるなどの支援が可能です。答えは経営者自身の中にあり、コンサルティングではなくコーチングが中小企業の経営者には必要と考えています。
■お問い合わせ
ミネルバ税理士法人では、コーチングを活用した経営課題の設定や事業計画の作成を積極的に支援しています。
是非、お問い合わせください。