「勝て勝てカープ」♪♪
8月最後の週末に広島に里帰り。タクシーの運転手さんによると、カープが勝つと広島の飲食店の売上が増え、優勝したらその日は広島の飲食店はみんなタダになるとか。。。。??親族が集まった夕飯時も話題はもっぱらカープの話。
戦後、広島市民にとって原爆からの復興のシンボルが広島カープでした。1975年の初優勝の時、私は大学生でした。終盤の優勝争い、市民球場での対ヤクルト戦に行きました。1点のビハインド。7回4番山本浩二、2-2からの5球目、打った打球は糸をひくようにレフトスタンドへ逆転の2ランホームラン。。。
その後長期低迷期を経て、今年優勝すれば25年ぶりとのこと。黒田博樹投手も広島に帰ってきた甲斐があったというものです。事務所スタッフへのおみやげは、もちろん“カープ”ロゴ入りもみじ饅頭でした。(^_^)
修学資金の貸与とお礼奉公
お礼奉公、この語には前近代的な「因業(冷淡で無情な)金貸し」という暗いイメージが付きまといますが、反面、合理的な側面も持っています。その内容はこうです。
事業者が修学者等に学資金を貸与(貸付け)しますが、修学終了又は卒業後、貸与した事業者において一定期間勤務すれば、貸与したお金は返還しなくてもよく、その貸与金は免除する、というものです。
平成28年度の税制改正で、このお礼奉公
を伴う貸与金の債務免除の課税関係について、改正がありました。
平成28年3月31日までの取扱い
お礼奉公を伴う貸与金の債務免除については、原則、勤務者に対する給与として課税する、でした。
学資に充てるための給付金であっても、その学資が「給与その他対価の性質を有するもの」は、非課税とはしない、でした。
このお礼奉公は、貸与金を日々の勤労によって毎年返還していく、ということですから、まさに、「貸与金の免除」と「奉公」(勤労)はひも付きの関係にあり、「給与その他対価の性質を有するもの」そのもの、ということになります。
この関係を仕訳で表してみますと、「貸与
時」貸付金○○/現金○○、「奉公時」給与○○/貸付金○○、となるかと思います。
ちなみに、貸与金及びその免除がお礼奉
公とひも付きの関係でなければ、もちろん
学資金は非課税、一方、貸与者が民間営利
企業であれば、当該貸与金は寄付金課税の
対象になるものと考えられます。
平成28年4月1日以後の取扱い
改正後は、上記のようにひも付き関係が
明確な学資金であっても、一定の者に対するものの債務免除は非課税としました。
具体的には、債務免除が「給与その他対価の性質を有するもの」であっても、給与所得を有する者がその使用者から受けるものにあっては、通常の給与に加算して受けるものであり、当該法人の役員やその親族など一定の者以外の使用人であれば、非課税とする、です。
この改正の適用範囲ですが、すべての事
業者に適用されるのか、という疑義もあり
ますが、現在、法令及び解釈通達等で特に
制限している規定は見当たりません。
この改正、人材採用に新たなチャンスを
もたらすかもしれません。