オプション委員会の2023年度幸福経営報告
この記事の目次
オプション委員会とは何を行なう組織なのか
月額料金に含まれないシミュレーションや資金繰り・経理代行などのサービスを提供できる体制を整備し、お客様への付加価値を高めていける組織にしていく委員会です。
オプション委員会の幸福経営(ウェルビーイング)の取り組み
オプション委員会の取り組みについて紹介します。
(1)ダイレクト納付の促進
近年、銀行の窓口が縮小されており、金融機関の窓口で納付することが大変になってきています。そうした背景を踏まえて、ミネルバ税理士法人ではダイレクト納付を促進していきます。ダイレクト納付はe-Tax等を使って納税作業を行うため、窓口に行く必要がありません。ダイレクト納付を行うには事前に届出書の提出が必要なため、2023年はこの届出書の提出を積極的に推奨して、お客様の事務負担を軽くするための取り組みをします。
(2)提携先の整備
ミネルバ税理士法人には様々なご相談が寄せられます。労務や登記関係・法律問題のご相談や、口座開設・事業譲渡や広告やマーケティングなどです。お客様がスムーズに手続き出来るように提携先のネットワークを構築しています。お客様がより相談しやすく、スピーディーにご案内出来るように整備していきます。
(3)その他活動
その他の活動があれば随時更新していきます。
オプション委員会幸福経営(ウェルビーイング)の進捗報告
四半期ごとに報告をさせていただきます。
2023年1月~3月
(2)提携先の整備(進行中)
提携先の紹介にフローを明確にしてお客様に迅速かつ最適な紹介先をご案内できるよにしております。また、今後は顧問先様ごとに紹介したことがある提携先を表示できるようにする予定です。
(3)確定申告の料金チェックシートの作成(完了)
令和4年の確定申告から所内のレビュー時に顧問先様に請求する報酬の確認シートを添付するようにしました。これによりお客様ごとに料金が変わることなく、作業内容に応じた平等な料金設定が可能となります。
(3)スポット料金の整備
ミネルバでは様々なサービスが存在するため、一部料金が不明瞭なものも存在していました。そのため、ミネルバで行うサービスを洗い出し、それぞれ料金を明瞭にしております。こちらはまとまり次第、お客様にご案内する予定です。
<評価>
1~3月は確定申告時期ということもあり主に料金に関する活動が多かったです。料金に関することは契約の基本事項となるため、顧問先様にご案内もれがないよう内容が固まり次第、しっかりした形で公表する予定です。
2023年4月~6月
(1)Mykomonの日報の入力方法の標準化
工数分析を行うにあたり報酬金額の設定と日報の入力の正確性が大切になります。報酬設定に関しては総務が正しく行っているため、担当者が正しく日報を入力できるように下記の対応を行いました。
①日報入力のルールの研修
②週に一度、日報が入力されているか確認し未入力者に通知
顧問先への料金の通知
今まではお客様に契約時にしか料金表をお渡ししていなかったため、月額料金や決算料をご認識して頂けていないことがありました。
そのため、今後は決算時に現在の料金及びその根拠を記載した料金表をお渡しして、お客様にご納得いただいた上でサービス提供できる体制にすることとなりました。
(3)年間工数の分析
昨年一年のお客様ごとの工数を分析して、時間がかかり過ぎているお客様については理由と対策を検討致しました。この作業により事務所内の効率化をして、空いた時間でお客様に新たな価値をもたらす時間を生み出せると考えています。
(4)ダイレクト納税の導入促進
電子化が進む中で納税に関しても紙の納付書ではなく電子で引き落とし設定ができるダイレクト納税というものがございます。お客様が金融機関に行く手間を減らせるように弊社では5月~7月にかけてダイレクト納税の導入を促すキャンペーンを行っています。
<評価>
4-6月は主に工数や料金の『視える化』を中心に活動しました。これらの活動により全てのお客様に平等かつ効率的にサービスを提供できるようになると考えています。
また、お客様の負担が減らせるようにダイレクト納税などお客様の効率化にも取り組んでおります。
2023年7月~9月
(1)オプション販売のロープレ
新人でもお客様に付加価値を提供できるように、オプションを提案するタイミングやポイント資料の作成の仕方を研修しロープレを行いました。
(2)利益の科学的考察会計
MQ会計は経費を固定費と変動費を分けて損益分岐点を明確にします。これにより実際と目標との乖離を把握した上で、価格・販売数量・原価の見直しを具体的に検討することができることとなります。
ミネルバ税理士法人は全職員が利益の科学的考察会計を使えるようになるための研修も行っております。
(3)ダイレクト納税の導入レースの結果発表
5月~7月にかけてチーム対抗のダイレクト納税導入レースを行っていました。ダイレクト納税は、お客様が金融機関に行く手間を減らせるなどメリットが大きいため、チーム対抗レースという形で職員が積極的に提案できるようにしておりました。お陰様で3カ月間で120の顧問先様から受注することができました。
<評価>
所内でチーム対抗という形にすることで職員が積極的に動くということが分かりました。今後もお客様に進めたいオプションなどを定めてチーム対抗レースにすることは良いかと思います。オプションはお客様に使っていただいて初めて価値がでるので、今後もオプションを作成するだけではなくお客様に使っていただき、付加価値が提供できる事務所にしていきたいと思っております。
2023年10月~12月
(1)今年度の振り返りと来年度に向けての目標設定
今年度やるべき事項が達成されているか、それを踏まえて来年度何を実行していくかを具体的に考えました。目標設定に際しては、大項目から考えることで、小項目の決定が潤滑に進みました。
(2)提携先リストの更新
年末にかけて、弊社の提携先が増えましたので、そちらのリストを更新しました。お客様にいつでも迅速かつ最適な紹介先をご案内できるようにしております。
(3)オプション受注の多かった職員を表彰
年末までのオプション受注金額を集計し、ランキング上位の職員を表彰しました。職員のモチベーションを上げるためにも毎年行っております。
<評価>
委員会の組織編成の時期でしたので、新しいメンバーも加わりました。新しい視点が増えたことで、今まで手の届いていなかった部分にも目を向けながら来年度の目標を立てることができました。大項目としては「全職員が積極的にオプションを提案できるようになる」を掲げています。オプションというのは、お客様にとっては節税や資金繰りに効果がある情報をお伝えすることができ、職員にとっては経験を積む貴重な機会となっています。新しいオプションの作成にも力を入れ、更なる付加価値の提供ができる事務所にしていきたいと思っております。