大塚 佳奈 2020年入所職員
後に続く後輩が、うらやましいと思うような働き方を目指しています
大学3年生の時に中小企業診断士の一次試験に受かって、中小企業で経理のアルバイトを始めました。その時に税理士の方とお話しする機会があり、中小企業診断士の資格を活かせる職場は色々あるものの、中小企業一社一社にしっかりと向き合えるのは、税務・会計の担当者なのではないかと思いました。また、私は就活の際に「その職場で自分が働いている姿を実際に想像できるかどうか」をひとつの判断基準にしていました。いくつか税理士事務所の面接を受けていく中で、一番経営理念に共感できて、研修や有給取り放題制度など、働きやすい環境づくりに取り組んでいるミネルバを選びました。
現在入社6年目で、この4月に育休から復帰しました。今は通常業務のだいたい6割程度を担当していて、少しずつ感覚を取り戻しているところです。子育てもあるので、在宅勤務も活用して週に3~4日ほど出社し、出社時間については、時差出勤を利用して調整しています。家庭とのバランスを考えながら働けるのはとても助かっていますね。子供はまだ小さく、慣らし保育の際に泣いてしまったり、熱を出したりと大変なことも多いです。そのため今は子供を中心に仕事を調整し、早めに帰宅して家事をしたり、家族で夜ご飯を食べられるよう工夫をしながら頑張っています。
ミネルバの特徴のひとつが「有給取り放題制度」です。専門職として入社2年目以降は、有給残数を気にせずに必要なときに休暇を取得できます。私自身、妊娠中は体調の変化が大きく、休まなければならないこともありました。そのようなときでも制度を活用して安心して働けました。今では当日の申請で休暇が取れるようになったことや、在宅勤務制度が利用できるようになったため、子どもの発熱や保育園からの呼び出しにも柔軟に対応でき、さらに働きやすさは格段に向上しました。
育休中は、子どもと一緒に過ごす時間がとても楽しく、かけがえのない毎日でした。ただ、社会とのつながりが少し遠くなったように感じる瞬間もあり、その経験を通して「人とのつながりの大切さ」をあらためて実感しました。復職してからは、不安もありましたが、新しい発見のほうが多かったです。子育てや家庭での経験があるからこそ、以前よりもお客様の気持ちに寄り添えるようになったと思います。例えば、仕事で出会う経営者の方々も、実は子育てや家庭との両立をしているかもしれません。女性経営者であれば、仕事と家庭を両立している方も多くいます。そうした方々の思いや悩みに共感できる力は、母としての経験があるからこそ深まったと感じています。
今では、仕事と家庭にメリハリを持って取り組めるようになり、その分、家族との時間もより充実したものになっています。働くことで得られる学びや成長が、家庭に良い影響を与え、家庭での経験がまた仕事に活きる。そうした相互のつながりが「自分らしく働くこと」につながっているのだと思います。
中小企業診断士の資格を活かして「税務」と「経営支援」の両輪を自分の強みにするのが目標です。また働き方については、家庭とのバランスを大切にしながら、少しずつ仕事の量を戻していきたいです。現状、もう少しお客さんを担当できる余裕はありますが、子供が大きくなってきたらお客さんを増やそうかなと今は考えています。さらに、キャリアアップに繋がるような案件にも積極的に挑戦していきたいです。