ミネルバ税理士法人 上田公認会計士事務所

発行:2018-10-22
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お食い初め

いつもお世話になっております。
品川区五反田にある税理士、会計士事務所の上田公認会計士事務所でございます。
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「お食い初め」は赤ちゃんが生まれてから100日の成長を祝い、この先の健康と幸福を願う儀式だそうです。先日我が家の初孫に両家の親族が集まり執り行われました。赤ちゃん用にお膳が出て、年長者(私)が赤ちゃんを抱いて食べさせる真似をします。次にお膳に小石が置いてあり、この石に箸を触れ、「丈夫な歯になりますように」と祈りながら、箸を赤ちゃんの歯茎にそっと当てます。

恥ずかしながら私の子供にはそのような儀式はしませんでした。地方から都会に出てきた私のような人間は、この日本で古来より営まれてきた儀式というものにめっぽう弱いのです。子を思う親族の気持ちをこのような形で現すのですね。日本という国の歴史の奥深さを改めて認識しました。

 

大きく変わる今年の年末調整

平成30年分の所得税から控除が変わる

平成29年度の税制改正において、配偶者控除・配偶者特別控除の見直しが行われ、平成30年分の所得税から適用されることになりました。これに伴い、給与所得者の扶養控除等申告書、配偶者控除等申告書の記載事項等の見直しが行われていますので、今年の年末調整事務は注意が必要です。

変更点① 配偶者控除の見直し

従来は所得者本人の所得金額に制限はなく、控除対象配偶者がいる場合は誰でも38万円(老人控除対象配偶者の場合48万円)の控除が受けられました。しかし、改正後は、所得者本人の収入に応じて控除額が逓減する仕組みが加わり、本人給与収入が1,120万円(合計所得金額900万円)を超えた場合の控除額は次のようになります。
①給与収入1,120万円超1,170万円以下(所得金額900万円超950万円以下)の控除額26万円〈32万円〉
②給与収入1,170万円超1,220万円以下(所得金額950万円超1,000万円以下)の控除額13万円〈16万円〉
③給与収入1,220万円超(所得金額1,000万円超)の控除額0円
※〈 〉内は老人控除対象配偶者の控除額

変更点② 配偶者特別控除の見直し

対象となる配偶者の所得金額が給与収入150万円以下(合計所得金額85万円以下)の場合、配偶者控除と同額の控除が受けられるよう見直されました。また、適用範囲が拡大し、配偶者の合計所得金額が改正前の「38 万円超 76 万円未満」から「38 万円超 123 万円以下(給与収入103万円超201万円以下)」となりました。一方、配偶者控除と同様に、所得者本人の合計所得金額に応じて控除額が逓減する仕組みが加わっています。

留意すべき事項

改正後の配偶者特別控除は適用区分が細分化され、複雑化しています。所得者本人と配偶者の所得金額を正確に把握しないと控除額の計算が行えませんので、配偶者特別控除申告書の記載に当たっては十分な確認が必要でしょう。また、配偶者特別控除を受けられる配偶者の所得金額要件が拡大しましたが、社会保険の被扶養者要件は変更されていませんので、被扶養者となるためには所得調整が必要です。

 

 

 

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