社会保険の変更
いつもお世話になっております。
品川区五反田最大手のミネルバ税理士法人でございます。
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確定申告も終わり、来月には新入社員が入社される会社・事務所も多いと思います。
ミネルバ税理士法人にも新入社員が入る予定なので、また新しい人と一緒に仕事が出来ることが今から楽しみです。
さて、そんな時期ですが、社会保険関係は色々と動きがある時期でもあります。
まず今年は雇用保険料率の改定があります。昨年10月以降労働者負担分が一般の事業で0.5%に上がっていましたが、4月より0.6%へ上がります。4月締切りの給与から適用になりますので、給与計算の際にはご注意ください。
それ以外にも健康保険料も令和5年3月分(4月納付分)より改定があります。東京都の場合健康保険料率が9.81%から10.0%に、介護保険料は1.64%から1.82%へ引き上げられます。こちらは控除が当月か翌月かで変更する月が変わりますのでお気を付けください。
給与計算が手間だと思われる方は給与計算ソフトを導入するのもいいかもしれません。弊事務所では給与計算業務を請け負っている他、クラウド型の給与計算ソフトの貸し出しもしております。
ご不明な点等ございましたら、弊事務所担当者までご連絡ください。
昨年の実質賃金0.9%減額
現金給与総額は
毎月勤労統計調査 令和4年分結果速報により昨年支払われた現金給与総額と実質賃金との関係を見てみると、現金給与総額は前年比2.1%増の326,157円となり1991年以来31年ぶりの伸び幅となりました。所定内給与で見ると一般労働者は318,904円、1.3%増、パートタイム労働者の時間当たり給与は1,242円、1.6%増です。
実質賃金は
一方物価の変動を反映した実質賃金は前年比0.9%減少と2年ぶりのマイナスとなりました。現金給与総額はコロナ禍で落ち込んだ経済の回復を背景に2.1%増加しました。給与総額のうち基本給に当たる所定内給与は1.2%増、残業代などの所定外給与は5%増となりました。賞与などについては5.1%増と大きく伸びています。しかし、賃金の実質水準を算出する指標となる物価が3.0%の上昇となったため実質賃金はマイナスとなりました。
働いている形態で見ると正社員等一般労働者の給与総額は2.3%増、パートタイム労働者は2.6%増でした。コロナ禍で落ち込んでいたボーナスが4年ぶりに増加するなど給与は増加傾向にありますが、物価の上昇に追い付いていません。
労働時間と雇用状況はどう変化?
労働者一人平均の総実労働時間は昨年比0.1%増の136.2時間でした。そのうち所定内労働時間は0.3%減の126.1時間、所定外労働時間は4.6%増の10.1時間となりました。
雇用状況では常用雇用者は昨年比0.9%増の5,134万2千人でした。就業形態別に見ると一般労働者は0.5%増の3,513万人、パートタイム労働者は1.9%増の1,621万2千人でした。
賃上げして従業員に報いたいという気もちは経営者の変わらぬ思いでしょう。しかし物価上昇に追い付かない状況ではなかなか経営努力が目に見えにくいということかもしれません。
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